YasuhitoArai

マニアックのYasuhitoAraiのレビュー・感想・評価

マニアック(1934年製作の映画)
1.4
ドウェイン・エスパー監督作品。
マイヤーショルツ博士は蘇生実験のため、弟子のマクスウェルと共に死体置き場から死体を持っていこうとするが・・・という話。

逆の意味ですごい作品。エド・ウッドに近いものを感じる。カメラマンもエド・ウッド作品と同じカメラマンだし。

マッドサイエンティストを殺して、自身がそのマッドサイエンティストに成り変わった男が破滅に通じるという大枠のストーリーがあるけど、随所に話に絡まない精神病についての解説がねじ込まれる。

役者の演技といい、カメラの構図といい、人物の倫理観といい、逆の意味で凄まじい。
1934年の映画なのにヌードシーンがある。しかも無理矢理に裸体を晒すので、その様に笑った。
多重露光で狂気のシーンを演出する等、モロにエド・ウッドだった。

エドガー・アラン・ポーの『黒猫』がベースとなっている。猫がいっぱい。猫の喧嘩にビビって帰る主人公に笑った。
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