フェミ研ゼミ

リトル・ヴォイスのフェミ研ゼミのレビュー・感想・評価

リトル・ヴォイス(1998年製作の映画)
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LVがステージに立つ。歌い始めてしまえば波はどんどんと大きくなる。
ビッグバンドの冴えないオヤジたちの目が輝いていくのがすごかったなあ。
ほとんど映り込まない人たちだからきっと役者ではないはず。それでもオヤジたちの瞳を役者にさせたLVの歌声ってすごいなあ。
今は悩みを忘れて歌いましょう〜〜って本当に忘れさせるから音楽ってすごい。
コンサートとかライブ苦手だけど。歌聴きたい。売れたいとか有名になりたいとかじゃなくて、純粋に歌いたい人の歌が聴きたいよ。

この映画みてて、汚ねえ大人と
、大人なのに子どものままのLVとビリーのちょうど間に立つような向かいのおデブなおばちゃん。あの人すごく良かったなあ。

お家が一番。この部屋が世界で最高の場所よ。ってピンクのパジャマでレコードを撫でるLV見て、世界は無限大だなあって思った。可愛くて可哀想で、でも愛しくて撫でてあげたくなった。外に出なくてもいいんだよ。
外に出ることだけが世界を広げるわけじゃない。

だからあんなラストシーンになったのかなあ。

アタシは最後にまたうたってほしかったなあ。
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