オレンチ

素晴らしき哉、人生!のオレンチのレビュー・感想・評価

素晴らしき哉、人生!(1946年製作の映画)
4.8
クリスマス過ぎちゃったけど、クリスマスムービー大盛りはコレ!

恥ずかしながら初鑑賞。

あかん、良すぎた。
何故こうもクラシックの白黒映画の方が、深みがあって温かいんだろうか。
少なくとも共通して言えることは、主人公は自分に正直に真っ直ぐ生きている。
それを直球で表現してくれるから、物凄く感情移入しやすいんだ。

本作も本当に真っ直ぐで素晴らしい映画だ。
鑑賞中、ブルーハーツの『夢』が頭の中で流れてた。

俺には〜夢がある〜♪
両手じゃ〜抱えきれない〜♪
もっとしたい、もっともっとしたい〜♪

僕は、自分の気持ちをストレートに歌ったこの歌が大好きで、人生の中で何度も勇気付けられた。
本作の主人公、ジョージ・ベイリーが自分の夢をストレートな気持ちで語る姿がこの歌と重なり、僕自身の夢とも重なり、ジョージが本当に眩しく見えた。
そんな旅を夢見る男にとっての、こんなに素敵なハネムーンを僕は他に見たことがない。


クライマックスで言われるこのセリフ。
「君の人生は素晴らしかった。」

思い返してみれば、ジョージ・ベイリーの人生はどんなに苦しい時でも力強く楽しげだった。
如何に人々に影響を与え、素晴らしい人生を過ごしていたか、その見せ方が完璧だ。

そしてこんなことを教えてくれる。
これは僕が何かに迷った時、思うようにしていることなんだけど、
"必ず誰かが本当の自分を見てくれている人がいる。俺はブレずに貫こう。"

本当のジョージ・ベイリーを見ていた人々に温かく包まれる。苦労はいつか必ずむくわれる。
そんな人々に包まれた時、人生の素晴らしさを知ることができる。そんなラスト。



最近FBで今まで投稿してきた言葉の中で一番使っていた言葉を出してくれるアプリを試したんだけど、堂々の1位が「楽しい」でした!笑
やっぱ人生、楽しいが一番!
楽しいことをいっぱい一緒にやってくれる友達に恵まれ僕は幸せです。
そんな友達がいるから楽しいって言葉が出てくるんです。
今年はスノーボード行けないけど、みんなが滑り終えたら春にはピザ釜を自主制作するぜー!笑
あぁ、素晴らしき哉、人生!

最後に捉え方の問題で、ささやかな言葉かもしれないけど、今が大変でどうしようもないって方へ…
大変って、大きく変わるチャンスでもあります。