オレンチさんの映画レビュー・感想・評価

オレンチ

オレンチ

ウルトラス(2020年製作の映画)

2.5

サッカーの過激派サポーターチームをテーマにした作品で、創設メンバー、現役メンバー、若手メンバーの3世代を描いています。
展開の作り方や、感情移入のさせ方が上手いので「なんか良い話」風に見えてしまいます
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スペンサー・コンフィデンシャル(2020年製作の映画)

3.0

スペンサー・コンフィデンシャル

ボストン市警の警部補が何者かに殺害される事件が発生し、彼の殺害容疑をかけられた部下の警官は自殺した。
そんな中、件の警部補を暴行した罪で服役していた元警官のスペンサー
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Guilty: 不実の代償(2020年製作の映画)

4.5

バンドではボーカルを務め、実家は富豪の権力者。丹精な顔立ちで学校内でも人気者と、全てを持っているような少年ビジェイ。彼はある日、同級生からレイプ被害を訴えられてしまう。
ビジェイの彼女ナンキは彼の無実
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最高に素晴らしいこと(2020年製作の映画)

3.5

高校生のバイオレットは交通事故で姉を失ったことから立ち直れずにいた。そんな中、彼女の住むインディアナ州の名所を2名1組で回るという課題を先生から課せられた。彼女を真っ先に指名したのはクラスで変人扱いさ>>続きを読む

バレエ: 未来への扉(2020年製作の映画)

3.5

貧しい家庭で別々に生きる二人の少年が、海外からやってきた白人のスパルタなバレエ教師に出会い、バレエの世界へと進んでいく。

『バレエ:未来への扉』はインド産のバレエをテーマにしたサクセスストーリーです
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マクマホン・ファイル(2020年製作の映画)

1.5

1980年代、ニカラグア事件を背景に一人の女性ジャーナリストが国家ぐるみの陰謀へと巻き込まれていく様を描いたのが本作『マクマホン・ファイル』です。

まず大前提として背景となっているニカラグア事件は史
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ホース・ガール(2020年製作の映画)

2.0

手芸店で働き、友人とルームシェアをし、趣味は乗馬とドラマ鑑賞。至って普通の女性だったサラはある日を境に自分はエイリアンに誘拐された祖母のクローンではないかと疑いを抱くようになる・・・。


これは非常
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グレイス -消えゆく幸せ-(2020年製作の映画)

3.0

殺人容疑で逮捕された中年女性のグレイス。彼女はすでに自白をしており、簡単な司法取引で解決するはずだったが、若手の担当弁護士が事件を調べていくうちに違和感を感じ始め・・・。というのが物語の骨子。


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恐怖のアンソロジー(2020年製作の映画)

2.0

インドを代表する4人の監督によるホラーのアンソロジー(オムニバス)映画。

4人の監督なので、4作の短編ホラーから構成されています。

1本目:住込介護士が勤務先の家で遭遇した恐怖のストーリー
2本目
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画面の向こうの君は(2019年製作の映画)

1.0

大富豪の息子が"キリスト"を題材にした映画の初主演に挑む背景で、出会い系アプリに没入し、身を滅ぼしていくというのが物語の骨子。

前述通り"キリスト"を主題にした映画の製作中だったり、主人公の恋人の名
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2人のローマ教皇(2019年製作の映画)

4.5

アンソニー・ホプキンスとジョナサン・プライスという二人の名優による会話劇。特にジョナサン・プライスが本当に素晴らしいです。

この映画を観るまでローマ教皇が同時に二人存在するという非常に珍しい時代(7
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デッド・キッズ(2019年製作の映画)

1.5

フィリピンで実際に起きた誘拐事件を元にした少年クライム映画。
大金持ちで不良の同級生を、カースト下位にいる少年4人組が身代金目的で誘拐するというのが物語の骨子です。

鑑賞の消費カロリーを低めで鑑賞し
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クリスマスが教えてくれたこと(2019年製作の映画)

1.0

ラジオのDJとして上流層の暮らしをしていたアフリカ系アメリカ人男性がクリスマス直前に突然仕事を失い貧乏な生活へと転落してしまうお話。

今まで天狗だった主人公や、父親の収入によって甘やかされて育った子
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アメリカの息子(2019年製作の映画)

-

全編通して警察署の待合室で展開される会話劇。さらに主な登場人物は4名と、とてもコンパクトな作品ですが内容のスケールはとても大きな作品です。

深夜になっても帰ってこない息子を心配した母親ケンドラが、警
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モンスターハンター(2019年製作の映画)

2.0

ネタバレ満載で書きました!

・映画『モンスターハンター』における物語の構造と構成
・ファンタジー作品における物語の類型
・異郷訪問譚とディザスター、モンスターパニック感
などなどを考察しています。
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スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム(2021年製作の映画)

4.5

ネタバレ満載で書きました!

・本作のサプライズについて
・ジョン・ワッツ版三部作の意義
・ムズムズに見る撮影技法
・未完結作を完結させた演出
などなどを考察しています。

よかったら読んでね。

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スパイダーマン:ホームカミング(2017年製作の映画)

3.5

ネタバレ満載で書きました!

・ホームカミングに見る学園コメディ
などなどを考察しています。

よかったら読んでね。

【映画】『スパイダーマン:ホームカミング』解説ネタバレ感想・伏線・考察|学園コメ
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アメイジング・スパイダーマン2(2014年製作の映画)

4.5

ネタバレ満載で書きました!

・神は細部に宿るマーク・ウェブの職人芸
・ダッチアングルショットの秀逸な使い方
などなどを考察してます。

よかったら読んでね。

【映画】『アメイジング・スパイダーマン
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アメイジング・スパイダーマン(2012年製作の映画)

2.0

ネタバレ満載で書きました!

・同じような物語をなぞるには早すぎたリブート
・長すぎた第一幕
などなどを考察しています。

よかったら読んでね。

【映画】『アメイジング・スパイダーマン』解説ネタバレ
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スパイダーマン3(2007年製作の映画)

4.0

ネタバレ満載で書きました!

・シリーズにおけるプロデューサーの重要度
・未解決の葛藤を精算する最終章
などなどを考察しています。

よかったら読んでね。

【映画】『スパイダーマン3』解説ネタバレ感
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キングスマン:ファースト・エージェント(2020年製作の映画)

4.0

ネタバレ満載で書きました!

・歴史改変モノと歴史暗躍モノ
・歴史の中に忍ばせた古き良きスパイ映画
などなどを考察しています。

よかったら読んでね。

【映画】『キングスマン:ファースト・エージェン
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マトリックス レザレクションズ(2021年製作の映画)

3.5

ネタバレ満載で書きました!

・テーマとなっている「二元論からの解放」について
・新都市アイオ(イオ)の意味について
などなどを考察しています。

よかったら読んでね。

【映画】『マトリックス4 レ
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スパイダーマン2(2004年製作の映画)

4.0

ネタバレ満載で書きました!

・『スパイダーマン2』を実現させた最新VFXについて
・ヒーロー映画における人命救助の重要性
などなどを考察しています。

よかったら読んでね。

【映画】『スパイダーマ
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スパイダーマン(2002年製作の映画)

4.5

ネタバレ満載で書きました!

・アメコミ映画史における本作の貢献
・グリーン・ゴブリンの元ネタ
などなどを考察しています。

よかったら読んでね。

【映画】『スパイダーマン』|解説ネタバレ感想・伏線
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ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ(2021年製作の映画)

3.5

ネタバレ満載で書きました!

・アメコミ映画の三部作における2作目の役割
・ウディ・ハレルソンがキャスティングされた理由
などなどを考察しています。

よかったら読んでね。

【映画】『ヴェノム2 レ
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ノマドランド(2020年製作の映画)

4.0

『ノマドランド』の感想をネタバレ満載で書きました!

・本作の問題が日本人にとって対岸の火事ではないということ
・本作に潜むブラック・ライブス・マターやフェミニズムについて
などなどを語っています。
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エターナルズ(2021年製作の映画)

4.0

冒頭でとあるSF映画を引用したオープニングクロールや、クロエ・ジャオの作家性について深掘りしてみてます。

よかったら読んでね。
https://moviework-orenchi.com/etern
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ザ・ライダー(2017年製作の映画)

4.9

個人的な想いもあって、オールタイムベスト級でした。

よかったら読んでね。
https://moviework-orenchi.com/rider/

ROMA/ローマ(2018年製作の映画)

4.0

ローマのタイポグラフィ、いいっすよね。

よく言われる本作の映像美について深掘りしてみました。
よかったら読んでね。
https://moviework-orenchi.com/roma/

オンリー・ラヴァーズ・レフト・アライヴ(2013年製作の映画)

3.0

ジム・ジャームッシュ流ヴァンパイアムービー。といった感じで、日常の中にヴァンパイアが溶け込んでいる作品だった。

主演は邪神ロキことトム・ヒドルストン&妖怪レベルで作品ごとに姿を変えるティルダ・スウィ
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フリーダ(2002年製作の映画)

3.5

メキシコの女性画家、フリーダ・カーロの生涯を描いた作品で主演のサルマ・ハエックはプロデューサーも務めた。

波乱万丈な著名人の人生はどんな小説にも勝るほど面白いということを思い知らされるような作品で、
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キング・コング(1933年製作の映画)

2.5

ジョン・ギラーミンやピーター・ジャクソンによってたびたびリメイクされ、昨年注目されたブロックバスター映画『ゴジラvsコング』などの始祖的な作品。

全ての怪獣映画の祖と言っても過言ではないかもしれない
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スクリーム3(2000年製作の映画)

3.5

さらに前作の続きを描くスクリーム3部作の3作目。

今作では"三部作の哲学"がそのまま作品のテーマになっている。
劇中で語られる<シリーズとしての続編と、3部作としての2作目3作目の違い>は非常に面白
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スクリーム2(1997年製作の映画)

3.5

前作から2年後を舞台に再び現れた模倣犯的殺人鬼との死闘を描くスラッシャームービー。

2作目ならではな"2作目あるある"が豊富に散りばめられており、映画ファンなら小ネタだけでもかなり楽しめる一作だった
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スクリーム(1996年製作の映画)

4.0

『エルム街の悪夢』で知られるウェス・クレイヴン監督がホラー映画あるあるをひっさげてやってきた、コメディ要素の強いスラッシャームービー。
アイコンとなった殺人鬼のマスクがあまりにも有名。

ホラーファン
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