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素晴らしき哉、人生!のmayumayuのレビュー・感想・評価

素晴らしき哉、人生!(1946年製作の映画)
4.0
クリスマス前に娘と見ようと取っておきました。

白黒映画、私の母も生まれる前の。20世期前半のアメリカが舞台。
主人公ジョージ。世界旅行、大きな事をしたいと夢見ながらも、高潔な父を尊敬し、大切な人が困っていると助ける事をつい優先してしまうため、夢とは裏腹に小さな町で会社を継ぐ事に。家庭を持ち、事業も軌道に乗ったかに思えたある日、不幸な事故?で絶望に沈む。そこに現れたのは‥

まるで、オー・ヘンリーの小説を読んでいるかのような世界。
古い映画ですが、娘ともども楽しみながら見られました。
ひとりの人間の大切さ。
人にした親切が自分に返ってくる、寓話のような世界。
ニコラス・ケイジが演じたあの天使の映画は、これの影響かもしれないなぁと思いました。
展開のテンポが最近の映画と少し違うので、パラレルワールド?の世界の惨めさがちょっと長いなぁ、そこからの大団円があっという間だなぁ、と感じました。
が、クリスマス前にぴったりの、今見ても楽しめる良き映画だと思います。
ヒロインのドナ・リードは初めて拝見しましたが、可愛らしさと美しさを併せ持ち、気立てがよくジョージをひたむきに愛する役が素晴らしかったです。
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