mayumayu

ノッティングヒルの恋人のmayumayuのレビュー・感想・評価

ノッティングヒルの恋人(1999年製作の映画)
4.3
久しぶりになんとなくつけたら最後まで観てしまった。
エルビス・コステロのsheが本当に美しく流れる映画。

ジュリア・ロバーツ演じる世界的人気女優アナはイギリスのノッティングヒルで旅行専門の小さな本屋を営むヒュー・グラント演じるタッカーと出会って‥

タッカー、優しいよなぁ。
追いかけ回される事に疲れ過敏に反応しそれは難癖なんじゃ‥という事を言い出すアナにも声を荒げない。
フラットメイトのちょっとおバカなスパイキーがデートで着ていくTシャツを選ぶのにも、おいおいとか言わずに付き合い、「パブのみんなにアナがいるの喋ったかも‥」って告白する彼にも(ありえる‥スパイキーだもんな)って感じで顔を覆うだけ。
ヒューは、ハンサムだけどなんだかちょっと上手くいかなかったり情けなかったりする優しい人が似合う。

ジュリアが美しい。
女優のさまざまな扮装ももちろん見られるんだけど、お茶目な表情、相手を思いやりながらも涙を浮かべる表情、はにかんだり笑ったり怒ったり。魅力が全開。

ヒューの周囲のちょっとだめな大人たちが愛しい。
「そうよ、そうよ、女優なんて選ばなくて良かったのよ」と話を聞きつつ、ヒューの話を聞きながら(いや、それアナ本気だよね‥)ってみんなの表情が変わっていくところとか楽しい。人の悲しみを悲しみ、人の幸運を喜び、応援できる人たちだから愛しいのかな。

そしてエルビス・コステロだもん。
もうハッピーエンドでお願いします。
日曜日に観ると月曜日から頑張れそうかも😊
そういえば、プリティウーマンやプラダを着た悪魔より古さを感じる部分がなかったな。
mayumayu

mayumayu