こういうストーリー展開を放棄した一点突破系映画は大好きですが、演出があんまり仕事していなかったので、そこまで盛り上がりませんでした。
どうも最初から最後までアクションにキレがなく、それが最も露見したのがラストのハロウィンパーティーでの虐殺でした。クラブという特殊な作りの建物を全く有効活用できておらず、それを誤魔化すためにスローモーションにしたような歪さが目に余りました。
あと犬が生きていたというオチも正直オチになっていませんでしたね。
しかし、主演の方の変貌ぶりは凄まじいものがあり、それだけで不思議と最後まで見れてしまう魅力はありました。
意思表示が難しい女性が性被害に遭いやすいというテーマをこの時代に取り扱ったところもなかなかポイントが高いです。
