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何も知らず調べず、観終わった後の率直な感想は、おしゃれな映画だな〜。その後すこし経って思ったのは、でも、飽きずに観られたのはおしゃれなだけではないからだなぁ、ということ。
モノクロ映画です。カラー映画も普及されている時代に、モノクロを選択しているのが興味深い。
はじめは、なにかのドキュメンタリー?と思ったけれど、違った。
ひとことで言うと、行き詰まった中年作家と、9歳の少女の友情物語。
さまざまな記事でもロードムービーとして紹介されていて、旅はしていないわけではないし、実際そうなのだと思う。
でも、わたしにはザ!ロードムービーっていう感じはしなかったんだよね。ヒューマンドラマだとしたら確かに移動が多すぎるけども。
モノクロでここまで表情や心の変化が伝わってくることに感心した。街並みの変化も。終盤になるにつれて、引き込まれたなぁ。
子役のアリスがわがままでチャーミングでかわいい。
手を繋ぐいくつかのシーンがお気に入り。
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アリスの洋服がキャラクター設定とあってていい。あの人31歳には見えぬ。作家の柔軟性よ。オランダの街並みモノクロでもかわいい。話は戻るけど、いちばん気になっているのは娘をベットでなくソファで寝かせたこと。こうゆうところは、お話しとはわかっててもなかなか許せない。でもその後の流れなど重々しくない作品だからね。スリービルボードじゃないけど、ラストにこうゆう思考させてくれる隙間があるの、いいね。