一人の人生をなぞる作品というのは評価が人の趣味でかなりわかれる。私は正直そういったドラマ作品はそこまで好きではない。
しかし本作は物語の中心となるのがクイズ番組当日という健全な緊張感を孕んだ時間に設定されているので、バラエティ的なワクワクハラハラが感じることができる。
過去の物語では愛や暴力や家族愛についてもラストに向けて堅実に描いており、おおまかに分類するならばドラマという程度の多面的な楽しさがある。そしてそのすべての過去が現在へと収束した瞬間、私達観衆は歓声を止める術を持たなくなる。
イギリス製でもインド映画なら踊ってナンボ。