工藤蘭丸

アラビアのロレンスの工藤蘭丸のレビュー・感想・評価

アラビアのロレンス(1962年製作の映画)
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1962年のデヴィッド・リーン監督作品。これも初めて観たのは高校生の時だったけど、その後3~4回は観ているかな。最近では2020年に午前十時の映画祭で観ていますね。

でも、観るたびに新しい発見のある作品で、それは砂漠の美しさや怖さだったり、戦闘シーンの迫力だったり、俳優陣の演技だったり、さらに一番最近観た時は音楽の素晴らしさにも感動させられてしまって、まさに見どころ満載。

でも、最近世界史を勉強してみて、当時のイギリスのアラブへの干渉が、現在も続いている中東紛争の発端になったことを思うと、ロレンスを英雄視も出来ないのかも知れません。

そういう歴史的背景も掘り下げた視点で観てみると、また違った意味での新たな発見もありそうで、なかなか興味は尽きませんね。