さかい

忠臣蔵 花の巻 雪の巻のさかいのレビュー・感想・評価

忠臣蔵 花の巻 雪の巻(1962年製作の映画)
4.0
前編花の巻、後編雪の巻ってタイトルがかっこいい。内容みても本当にその通り
同名のタイトルが使われるのは1954年版に続き2度目。あえてまた同じ名前を使ったのは、タイトルから映像・ビジュアルのイメージを膨らませたからかもしれない

ストーリーは赤穂浪士以外の人にも…幕府の人や朝廷の人、赤穂の人たち、そしてとくに江戸の庶民たちに多くスポットが当てられてる
江戸の庶民たちはスポーツの応援のようにわりと気楽なノリで浪士側を推している。良くいえば平和な証拠。
三船敏郎のオリキャラもかっこよかったけど、吉良の用心棒の二刀使いの剣士も存在感があってクライマックスに華をそえていた。
赤穂浪士はおもだったメンバーしか知らないので、宝田明が演じる浪士も何だかんだで合流するんだろうなとか思って観てたら…壮絶な結末。





そして一番インパクトあったのが…
討ち入りのBGMがゴジラwww
「ゴジラっぽい」ではなくそのもの。(あの一番有名なゴジラのテーマではなく、映画の中盤とかで流れることがあるアレンジ版のゴジラのテーマ)

ふと妄想。
例の江戸時代版ガンツみたく、「幕府(ニッポン)VS虚構(ゴジラ)」みたいな映画はどうか
初代ゴジラ(1954)の設定では昔から伝承にあったというし、近代兵器も通じない超常的な怪物になったのは核実験のせいだから昔のゴジラは多分そこまででもない、江戸時代でも作戦次第できっと勝ち目はある!
観てみたい。
さかい

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