bluetokyo

007 スカイフォールのbluetokyoのレビュー・感想・評価

007 スカイフォール(2012年製作の映画)
3.9
冒頭から、なにか、白っぽいような、弱々しそうで疲弊したジェームズ・ボンドにびっくり。いったい、どうしたんだ、と思う間に、ジェームズ・ボンドは、味方に誤射されて渓谷に転落してしまう。いきなり死亡フラッグですか、て感じのオープニング。

ジェームズ・ボンドの追悼文を執筆するMはどことなく寂しそうだ。追い打ちをかけるように情報安全保障委員会から引退を勧告されてしまう。
自分の引き際は自分で決めるわ、と強がってはみたもののさすがにがっくりするMであった。

またさらに追い打ちをかけるように、秘密情報部の建物、Mの部屋が爆破される。敵はMを標的にしているのだ。

ある夜、Mの自宅に忽然と、死んだと思っていたジェームズ・ボンドが現れた。Mの苦境をどこかで知ったのだ。ジェームズ・ボンドは仕事に復帰。

ジェームズ・ボンドは、自分の体に撃ち込まれた劣化ウラン弾から犯人を特定。上海に飛ぶ。犯人を見付けて追ったが、ビルから転落してしまう。
犯人の残したアタッシュケースを手掛かりにマカオへ。

一連の襲撃の依頼主がわかったので、その依頼主に会いに行く。
ある島に渡ると、そこには、ラウルがいた。以前、秘密情報部に所属していたが、敵に捕らえられ、見捨てられたことで恨みを持っているらしい。
ジェームズ・ボンドは、発信機を持っていたので、ラウルは、捕えられ、秘密情報部の本部に連行される、

だが、実は、ラウルは、本部に潜入するために、わざと捕まったらしい。本部の通信網を乗っ取った挙句に脱出し、審問委員会に出席しているMを襲撃する。
気付いたジェームズ・ボンドが、審問委員会の会場に急行する。Mを救出するが、本部には帰らず、子どものころ育った、スコットランドのスカイフォースにある一軒家に向かう。
そこでラウルを待ち受けるためだ。
案の定、ラウルが襲撃してきた。ジェームズ・ボンドは、激闘のすえ、ラウルを倒した。
だが、Mは亡くなってしまった。

最後に、Mは、ジェームズ・ボンドに向かって、遅かったじゃないの、と気丈に言い放つが、ガクッとしゃがみ込んで、そのまま亡くなる。
このシーンだけで、ジェームズ・ボンドとMの絆がいかに深いものだったかわかる。
007シリーズでもっとも悲しいシーンだ。
bluetokyo

bluetokyo