hajime363

007 スカイフォールのhajime363のネタバレレビュー・内容・結末

007 スカイフォール(2012年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

サムメンデス監督ということで鑑賞

前評判に違わず傑作。
旧時代の遺物(ともすると時代にそぐわない)という扱いを受けつつも“復活”する007、カッコいいです。

大きな流れは上記の通りメタ的(技術の進歩によりスパイのような存在は不必要になる?)なんですが、罠にかかる前提で“往年の潜入アクション”だったり、逆に敵の裏をかけるという理屈で旧時代のガジェットを使ったりと、アクションはベタ!というバランス感覚も素晴らしかったです。

敵役のハビエルバルデムも魅力的。
強烈なビジュアルと共に語られるオリジン(悪役誕生譚)、Mに対する盲執(美学)

細かいところで気になったのは、チェイスシーンでのボンドの異物感。技術的なことは分かりませんが、「これ町の人からしたら何のこっちゃだよな」という印象をあえて観客に思わせる工夫があったように思います。町への被害カットを強調していたような…
スパイの是非というテーマとの相乗効果で非常に良かったです。
冒頭、終盤2回のチェイスシーンで敵役が“警察の格好”するんですよね(最初は警察のバイクで敵が逃げる)
何も知らない人からしたら、ボンドが悪者ですよね笑
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