カンパッチー

デス・レース2000年のカンパッチーのレビュー・感想・評価

デス・レース2000年(1975年製作の映画)
3.8
リメイク元のは観たことあったけど、こっちのがタイムと人をどれだけ轢き殺すのでポイントを競い合う悪趣味さで情け容赦なく一般人も老人も轢き殺してくので好きです。なによりスタローンがボッコボコにされるわ、あっけなく殺されるわなチンケな小物でびっくり!

というか作品全体にシュールさが半端なく、主人公のフランケンもカリスマ性もなく敵なのか味方なのか分からない全身レザースーツの男でパッと見ダースベイダー!そんなフランケンは素顔をなかなか見せず、事故で改造されまくった体だと聞いていた女の相棒が夜にベッドで他にはどこが改造されているの?と聞いて耳元で「-すぐに、お目にかかるさ」と囁きながらセックスシーンになっていくのは最高にシュールでGoodでした。

轢き殺し方も笑いに変えているけど、なかなかショッキングな殺し方で最初の被害者は後ろから股を裂かれたり、頭部破壊、肛門からパックリ刺されたりとバラエティに富んでいるのも不謹慎ながら面白いです。
これはカルト的に人気あるのも頷けるなぁという人間の暴力性を笑いに変えたB級だけど自分にはA級な作品でした、やっぱりこういう作品の無駄なお色気要素最高!