シミステツ

フェイシズのシミステツのネタバレレビュー・内容・結末

フェイシズ(1968年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

壊れゆく夫婦の36時間を映し出す。リチャードとマリアはある日言い争いを起こし、夫は高級娼婦と、妻も青年・チェットと一夜を過ごす。くだらないことで馬鹿みたいにめちゃくちゃ笑うし、それぞれの表情にクローズアップするのが印象的。マリアが自殺を図ったあと、後半スッピンになってからの哀愁や人柄の違いみたいのも出てきてまさに「顔」つきが浮き彫りになって面白い。階段という緩衝地帯。階段でタバコを吸うシーンは名シーンすぎる。

「でもか弱い女でもタフになれるのよ」

生麦生米生卵