岡本喜八監督の中国戦争物。
例のごとく、日本軍のはみ出し部隊が活躍するのだが、日本軍内部のいざこざというより、同じく八路軍のはみ出し者(馬賊か?)との対決がメイン。
中国軍や地元の村人を全部日本人俳優が演じているが、台詞はほとんど中国語で話している。
そこに、軍からは除籍されているが金の為に働いている佐藤充の特殊部隊が潜入するのだが、ライバルの馬賊(?)も金に執着してるくせに規律には厳しかったりして、ご都合主義というか、なんか一貫性がない。
まあ、今回もウエスタン調で楽しくはあるのだが。
結局、日本人だろうが中国人だろうが、波長が合う奴とは付き合えるってことかな。
戦後10年でこういう内容の戦争映画を撮ってた岡本喜八監督って、やっぱり只者じゃないという事だけは分かりました。