あおや

ニュー・シネマ・パラダイスのあおやのレビュー・感想・評価

3.9
『グラントリノ』のウォルトとタオ。
『ラッシュアワー』のカーターとリー。
『レオン』のレオンとマチルダ。
『ブルースブラザーズ』のジェイクとエルウッド。
いわゆる“名コンビ”が出てくる作品とは今までもいくつか出会ってきたが、今作のトトとアルフレードもまた心に残る名コンビである。
純粋な映画愛に溢れる幼少期の可愛らしいトト。高嶺の花に恋に落ちた青年期のトト。街を出て映画監督として名を上げた成人期のトト。物語はトトの成長に合わせて三部構成で別けられて進行するが、どの世代のトトからもアルフレードという“友達”の存在の大きさは垣間見える。また、変わらぬ優しさでトトに接するアルフレードからは大きな愛が感じられる。ジャケットの自転車を二人乗りしているお馴染みの場面をはじめ、ふたりのシーンは何気ないシーンでも微笑ましいものばかりである。
作中では、当時の娯楽としての映画の立ち位置やそれぞれの楽しみ方も描かれていてそれも面白かった。
素晴らしい音楽とイタリアの綺麗な街並みをバックにまさに“不休の名作”を観た。