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釣りバカ日誌7のbluetokyoのレビュー・感想・評価

釣りバカ日誌7(1994年製作の映画)
3.3
釣りバカ日誌時間だと、1994年10月。店舗にあったカレンダーが10月。
バブル崩壊もやや忘れたころだ。
大企業はどうか知らないけど、世間ではまだまだのんびりしてた時代だったなあ。小室ファミリー全盛だ。懐かしい。

簡単にあらすじ。
スーさんとハマちゃん、東尋坊の岸壁で釣りをしている。
そこにたまたま通りかかった田上彩子。ちょっと釣りに参加するとクロダイが釣れたりする。クロダイはお土産。

後日、スーさん、車で移動しているとき、歯痛に耐え切れなくなった。そこで目に飛び込んだ歯医者にかまわず入る。すると、歯科医は、なんと、田上彩子だった。意気投合した二人は、さっそく、田上彩子用の釣り道具一式を購入。レストランで食事もする。
さらに、二人で真鶴でのアマダイ釣りも約束する。
たまたま、ハマちゃんからのお誘いがあった。だが、スーさんは、その日は香港に出張だとウソを付いて断る。

当日、スーさんと田上彩子は二人で、アマダイ釣りを楽しむ。
田上彩子の身の上話。夫は大学教授だが、教え子と浮気をしてしまい、離婚。それが騒ぎになって、勤め先を、福井の大学に移す。娘を夫に会わせるために、定期的に福井に行っている。ということだった。

ところが、すぐ近くで、ハマちゃんも釣りをしていたのだ。すっかりバレてしまった。
ハマちゃんの家での食事のときも、ずーっとハマちゃんは、スーさんがウソを付いたことで怒っていた。
ついに、スーさんとハマちゃんは絶交してしまう。

ハマちゃんは、釣りも止めてしまう。さらに、会社も辞めることにする。そこで、スーさん、つまり、鈴木建設の社長宛てに、ファックスで退職願を送る。
社長室には、たまたま、役員たちがいた。直に、ハマちゃんが退職願をファックスで送りつけたので、役員たちは激怒。すぐに、ハマちゃんは、社長室に呼び出された。
ハマちゃんは、親しい釣り友だちと絶交してしまったので、釣りも止めたし、会社も辞めると告げた。
スーさんは、そんなことをすれば、その釣り友だちは、きっと、悲しむと言って、退職願を受理しなかった。
スーさんは会社の外に出て、会社にいるハマちゃんへファックスを送った。それは、ウソを付いたことの謝罪と、これからも一緒に釣りをしたいということだった。
さっそく、ハマちゃんはメバル釣りの予約を入れ、スーさんと田上彩子と三人でメバル釣りを楽しむのだった。

田上彩子は思うことがあって、夫が家に来たとき、過去の浮気については許し、再婚することに決めた。

田上彩子は、スーさんに、再婚の報告と、お別れの挨拶のために会社を訪れた。田上彩子は、夫にいる福井に引っ越すことになったのだ。
スーさんは、ハマちゃんと一緒に釣りをしに福井へ行くことや、歯が痛くなったら、福井まで行くと言って、別れを惜しんだ。

許しがテーマなのだろうけど、それにしても、なんで、ハマちゃんは、あんなに執拗に怒ったのだろう。それはスーさんの浮気に対してだろう。そもそも、ハマちゃんに隠したのは、それは浮気だからまずいよ、と止められるに違いないからだ。
スーさんが、ハマちゃん、田上彩子さんっていいね。こんど、二人きりで釣りに行こうと思うんだけど、なんて言えば、ハマちゃんは、ダメだよ、スーさんには、ちゃんと奥さんも子どももいるでしょ、とやんわりと忠告したことだろう。
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