ウー刑事の依頼でパタヤ・ビーチにやってきたキッド率いる5人組。
ウーはキッドと共に情報を握る人物との接触を試みるが、その男は彼らの前で3人組の殺し屋に惨殺されてしまう。
いつもの5人組とドジな刑事が協力して麻薬ギャングと戦うコメディ映画。
『五福星』『大福星』に続くシリーズ第3弾。
ストーリーは解説する必要はないでしょう。
行き当たりばったりの典型のような話だし、バカバカしい小ネタの連続だからね。
この時期の香港は、あらかじめ脚本を書くとそれが盗難にあってしまい、流出した脚本を元に他の人が映画を撮って先に発表してしまうなんてことがあったらしい(ホントかどうかは知らないけど)。
アンソニー・チェンのやる気ない添乗員とか個人的にツボ。
バカな事はしないよ的な空気のサモハンだが、なんだかんだ言って参加している所が可愛い。
若き日のアンディ・ラウが中途半端に活躍。
今となっては扱いの酷さに笑える。
だけど個人的には『五福星』のほうがギャグが効いてて楽しかったなぁ。
でもジャッキー・チェンとユン・ピョウの出番は『五福星』と比べると増えてます。
ちなみに日本人の倉田保昭(敵役)は生前のブルース・リーにヌンチャクを提供した方であります。
ヌンチャク:沖縄県(琉球王国)で農民に武器を持つことを禁じた時代に農民が農機具を改良して作ったいうことです。
「ブルース・リーにヌンチャクの存在を教えた男」と言われる倉田だが、自身の映画ではリーのイメージが強いヌンチャクは使わず、トンファーなどマニアックな武器を使用する事が多かった。
この映画でも、サイを軽快に操っているのはさすがである。