綾

旅するジーンズと19歳の旅立ちの綾のレビュー・感想・評価

5.0
「でも たぶんジーンズは すでに役目を終え —— 自分で探す時期が来たのだ 友情を失わずに 自立する道を… 」

前作に引き続き、本当に素敵な映画だった。もう大好き。なんて輝かしくて眩くて、それでいて混沌としていて、なつかしくて、ピュアなんだろう。

相変わらず それぞれの魅力を有り余るほど発揮する4人が最高。みんなちがってみんないい、は彼女たちの為にある言葉のよう。
それに、なんだかとても身に覚えのある焦り、不安、かなしみ、怒り、寂しさ… そのどれもが “知っている感情” で、4人に共鳴せざるを得ない。

前作、もとい4人のこれまでを見事なまでに象徴した冒頭のカルメンのモノローグとジーンズの刺繍には、これがエモいってやつか…とハナマル100点満点💮💯
もちろん、この眩くやさしい物語を締めくくるラストも素晴らしかった。

たった2作で終わってしまうだなんて… 勿体無いな。このシリーズ、4作くらいは観たかった。原作もまた読もうかな。本棚の奥に眠っているはず。
綾