ねむ

ボーイ・ミーツ・ガールのねむのレビュー・感想・評価

ボーイ・ミーツ・ガール(1983年製作の映画)
3.1
シュールな演出が多いなと感じた。
違和感。
『変なの。なんか変なの。』ってこちらに思わせることで、じゃあどんなことを自分は『変じゃない』って思ってるのかなー?なんて所々考えた。
叶わないこと自体の美しさより、世界がまだ小さな部屋のなかで完結している赤ん坊のような拙さを想像した。

生身の人間を使ってオルゴール人形みたいにモノとして表現したり、絵画的な…なんていうか少しだけその存在そのものの枠からスライドしたような表現。

この作品に出てくる人達は、ちょっと動物みたいでもある。
喜怒哀楽やそこから分化した複雑な感情を拾わせてもらえない感じ。
ちょっとこじらせてるように見えた。
好きになった瞬間がよくわからなくて、好きなんだろうけど、本音ではどうにかなりたいわけじゃないのかなって。
きっと受け入れてもらえたらそれはそれで怖じ気づく。

(顔のアップがほんとに印象的。



追記
ピクシーカット似合うひと羨ましい🤤
『出ていくわ、あなたを忘れたいの』という台詞、積極。
ねむ

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