RYUYA

評決のときのRYUYAのレビュー・感想・評価

評決のとき(1996年製作の映画)
3.5
気分で選んだはずの映画が、4本に1本「ミシシッピ・黒人差別映画」な最近。今作もとても有意義な鑑賞でした。娘を差別主義者の白人に暴行されブチギレた父親が、裁判所で堂々と犯人2人を射殺。で、彼と親交のあった新米弁護士が無罪獲得のために奔走、という話。マシュー・マコノヒー史上いちばんハンサムだったことはさておき、これまで数多観てきた逆転勝訴モノの法廷劇にはなかった感情が出た作品だった。今までは「そりゃ不条理だ!頑張れ弁護士!」だったんだけど、今作では“鬼畜な暴行を受けるも存命の少女”と“殺された2人の白人”の天秤。で、当の父親は「金ないけど俺を弁護して無罪にしろ」という横柄なスタンス...。人種差別はよくないけど、このサミュエル・L・ジャクソンには性格差別しながら見ちゃいましたね。まぁその後色々と展開はあるのですが、嫌いだったわーあいつ笑

とにかく、人の命と比べられる秤もあるのだなぁという学びになった映画でした。なんか色々考えちゃう。タバコ吸お...。
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