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反則王のoden8のレビュー・感想・評価

反則王(2000年製作の映画)
4.2
これ、ホンマに2000年作品かえ??ってくらいに昭和の香りがするよねぇ。"キン肉マン"や"こち亀"を彷彿とさせるオールドファッションなボケのラッシュなんでござ〜ますよん。
それが、笑えるのかっ!?と、問われると…超絶怒濤で失笑なんやけど。こちらのHPをジワジワと削ってくる手数の多さに。段々と、味わい深さやノスタルジーを感じ。笑えてくるという超絶技巧。
決して、ボケがブラッシュアップされていっているわけやあらへんのに…。おかわりのボケはまだっでかぁん♪と待ってしまっている僕がいるのよねん。

一重に、ソン・ガンホ氏のコミカルなキャラクターのなせる技なのかもしれへんよね。あの強固な仏頂面から繰り出されるセリフや行動がギャップになってて、ええんですわ。
てか、これはノースタントマンなのかっ!?だとしたら、身体能力がバカやん!!凄過ぎるんですけろ〜!!!!

何気に挿入歌がどれも渋くてカックいいのよん。

ストーリーも分かりやすくていいの。雑草スポ根系は好きよ。

何がって、反骨精神の固まりですやん。なんかさ、バネを感じる人に惹かれちゃうんだわ。
これが、噂の類似性バイアスってやつなのかっ!?
みんながみんなね、お優れになってるわけじゃないものん。落ちこぼれだろうと、ギャッフンと言わせたい奴がいるんでさぁ。だったら、とりあえずはソイツに勝つための努力をするのが道理っしょ。たとえ、スタートは怨み辛みだったとしても。頑張ることが楽しくなってきたら、自然と清い感情が動力源になってくるもの。相手を倒したいではなく、このことでは誰にも負けられないってね。

とか言いつつ…あんなイケ好かんヘッドロックふぁっきん上司がおったら。どんなせこい手つこてでも、是が非で返り討ちにするよね〜ん。

正直、プロレスなんてほっとんど興味なかったけど。それでも、恐怖の反則王VSユ·ビホは胸が熱くなったよね。
後半の気迫と気迫のぶつかり合いなんか、些か涙が溢れてまうかと思ったもん。てか、普通にめちゃくそ痺れたわん。

バーベルに挟まれて窒息死しそうになろうとも…。どんなにルールを破ろうが、昨日の自分に勝てば王。
泥に塗れようが、血みどろになろうと。壁をぶち破ることに意味があるのらぁ。

Cast(役者·キャラ) 4.5
Story(物語) 🐯🐅🍴👑
Architecture(構成) 4
Picture(画) 4.5
Acoustic (音) 4
23-178
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