カンパッチー

デンジャラス・マインド/卒業の日までのカンパッチーのレビュー・感想・評価

3.2
ミシェル・ファイファーの元海兵隊員って設定が生かしきれてなかったり、熱血教師のびんびん物語的なものを想像していたけど、案外生徒一人一人のエピソードが浅かったりとちょい残念。祖父母に退学させられてしまった2人の生徒や銃で殺されてしまった生徒などもう少し深く掘り下げても良かったんじゃないかなぁ、、。

まぁしかし、ブラッカイマーらしいpopで軽快な音楽やボブ・ディランの詩を授業に混ぜたりご褒美を加えることで生徒のやる気スイッチをあげていったりとストーリーの流れとかは悪くはないんですよ。結局生徒メキシコ人のラウルしか覚えてないけど。

ただ腹が立つのはノックノックとマナーにうるさい校長によって1人の生徒が死んでるし、ひたすらムカつく教頭に一矢酬いることもなく終わり、序盤主人公の唯一の味方の嫌な咳をしていた親友の同僚教師の死亡フラグ的な咳も特になにもなく終わったこと!これですよ、一体あの咳はなんだったの?つまらなくないのに色々勿体ない作品でした。