らんらん

あらくれのらんらんのレビュー・感想・評価

あらくれ(1957年製作の映画)
3.5
大正初期の物語、働き者でしっかりとした女性なんだけど気が強すぎるところがあって、男と一緒になってもいろんなトラブルで転々と、、、みたいなお話

高峰秀子も加東大介も全然性格違うんだけど、なんか放浪記っぽいなと思った
男運が悪いって見方も出来るけどこの作品の場合どっちもどっち、時代的なものを考慮すると男が他に女を囲うことよりも、高峰秀子の女だてらに取っ組み合いまでする気の強さのほうがエキセントリックかなと
生傷が絶えないって嘆く加東大介がちょっとかわいそうに見えるくらい

なんだかんだ言っても働いてお金を得て暮らしを立てていかなきゃいけないわけで、その点ではその性格がたくましくも見えて、そんな強い女性の映画

ただ盛り上がりはあまりなく淡々とその半生を描いていくって感じで、映画としての面白さはそんなにって感じ
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