真田ピロシキ

バットマン フォーエヴァーの真田ピロシキのレビュー・感想・評価

2.1
実に22年ぶりの鑑賞。当時はバートンの前二作に比べてつまらなかったなーと思ったものだが、バットマンの映像作品は大体触れてコミックも多少読んで知識を増やして見直すと当時以上につまらなく早く終わらないかなと思いながら見ていた。シリーズを子供向けに方向転換したのは分かるが、それにしてもノリが幼稚になりすぎて。

リドラーとトゥーフェイスのWヴィランであるがジム・キャリーのリドラーはともかく、トゥーフェイスまでもが常時躁でテンションにあまり違いがなく、原作でもトップクラスに悲惨で複雑な境遇を持つキャラを改悪してまでやった意味が見えない。そもそも子供路線で何故見た目もグロいトゥーフェイス?

当時は気づかなかったことにロビンが名前の案を出す時にナイトウイングと言ったこと。ロビン独立後の名前で原作を知ってると面白いネタ。もう一つはバットマンのオリジンであるブルースのコウモリの啓示をやってたこと。ノーランより早かった。しかしここだけえらくシリアスでお茶らけた映画のムードから浮いてて素直に評価しづらい。自分的には最低のバットマン映画。2年くらい前に再鑑賞したMr.フリーズは割り切って見てたからか思ったほどは悪くなかった。