片腕ファルコン

ラフ・カット&レディ・ダブドの片腕ファルコンのレビュー・感想・評価

2.9
セックス・ピストルズが解散して…
クラッシュが音楽性を変えて…
シャム69がTV出演で浮かれて…
バズコックスが商業化されて…

70年代の終わり…パンクが終わりかけ…
完全に取り残されてしまったパンクキッズにスポットを当てた興味深いドキュメンタリー。
+して80年代のUKパンクの新しい時代を生々しく捉えています。

2007年シアターNで公開されました!作品自体は1982年。
<ピストルズは、もういない。クラッシュは死んだ。でも、パンクは死なない。>
という惹句がカッコイイ!

「あいつらはパンク魂を売った」「あんなのはクズだ」
とりあえずモヒカン、赤髪など気合の入ったキッズ達は売れていったパンクバンドをディスりまくってます(笑)

ここから無名のパンクバンド達が60年代に流行ったスカやパーカッションなどが融合されて現在のパンクシーンが確立していったんだなぁ。。

60分と短くて、この後さらにどうパンク(とパンクキッズ)が変わっていくのか見たかったです。。