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ウェンディ&ルーシーのBATIのレビュー・感想・評価

ウェンディ&ルーシー(2008年製作の映画)
4.0
つらすぎる...。つらい...。犬...。犬....(よい映画)
身の丈に合わない行動とされて、叱責されるだろうが、彼女(主人公)がなぜこの無軌道なアラスカへの逃避行を選ばなければならなかったかを想像せずにはいられない。そしてその選択と困難、決断。女性主人公である意味とミシェル・ウィリアムズの平然としつつ凄まじい演技。平坦とした蟻地獄。警備のおじさん、いい人だったね。ささやかに存在する人間の優しさとシステムに従って生きる(生きざるを得ない)人々もリアルで世界の渇いた残酷さと温もりを感じさせる。引きでミシェル・ウィリアムズをを撮るカメラもドキュメント的かつポートレートのよう。
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