パリ、テキサスの颯空のレビュー・感想・評価

本当の幸せは掴むことが出来ないし、手に届く幸せには何かや誰かの犠牲や悲しさ、切なさが代償についてまわる Paris, Texasはその叶わぬ夢。そしてこの物語をかけて、対する手に届く幸せについて1人の男の人生をかけて説いていると思った。心から全肯定に美しいとは俺は言えないが、誰かの幸せと誰かの悲しみについて、それが交わることの無い切なさを一身に背負っているようなトラヴィスの生き様は何とも清々しく、潔かった。