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パリ、テキサスのmasaのレビュー・感想・評価

パリ、テキサス(1984年製作の映画)
4.5
これは名作でした。
泣きました。。
ヴィム・ヴェンダース監督。
ライクーダー好きで、映画観てないのに(笑)この映画のサントラ盤CDは持っててよく聴いてました♪

哀愁ただようスライドギターが心にしみて、ますます感情移入できました。たまらん。
散り散りになってしまった、父親、母親、子供の3人の再会の物語。

テキサスの砂漠に一人の男トラヴィスが、飲まず食わずで歩いてきて、酒場に入り、昏倒してしまう。医者に運ばれてきて意識を回復しても一言も喋らず、持っていた名刺の電話番号にかけると、ウォルトという男がでて、倒れた放浪者は4年前に失踪したままの兄のトラヴィスではないかということが判明する。
ウォルトは妻のアンとともに、トラヴィスの息子ハンターを引き取り、4年間我が子のように育てていた。
ハンターの母親ジェーンも4年前弟夫婦の戸口に置き去りにしたまま姿を消してしまっていた。。

家族とは。
父の想い、母の想い、子の想いをライのギターに載せて切なく浮かび上がらせる。
何年会ってなくても、どんな親でも、子供のことを思わない親はいない。
ラストは切ない。
涙で前が見えない。
しかし、前を向こうと思った。
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