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春泥尼のturuのレビュー・感想・評価

春泥尼(1958年製作の映画)
2.8
1958年製作、今東光原作の尼寺が舞台の女の悲劇。だいぶ昔の作品だけどオーソドックスなドロドロで面白かった。アマプラ素敵。
主役の女優さん、筑波久子が猫背椿にそっくりで可愛らしいが、左幸子の尼僧姿も素晴らしくキュート。岡田真澄の頭身が凄すぎて浮いてた。

貧しい農家に生まれて二谷英明に振られたうえに口減らしで尼寺に追いやられ、せっかく出世しそうなところを尼僧フェチのドクズ、岡田真澄に食い物にされ、女の幸せってなんなんだ、という話。

なんだかんだと生臭いエピソードが続くけど、お嬢様出身の左幸子が紙一重で出世してくれるのが唯一の救い。

調べたら筑波久子さんは早くに引退してアメリカに渡り、ピラニア3Dとかのプロデューサーになられたそうでびっくり。いろんな意味で勉強になりました。
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