恥ずかしながら観ていなかった名作を観賞。JFK暗殺直前のテキサス。厳しい親の躾と暴力の支配下にあった少年と元少年の心の交流。
ケビン・コスナー演じるブッチの素晴らしいところは、クリストファー少年をちゃんと意志を持つ一人の人間として扱っていること。常に「It is up to you」「What dou you want?」と投げかけている。そう。男子たるもの、自分の意志で決め、周りのせいにせず、自分で責任を持って行動するべきなのだ。
監督と主演を務めた御大クリント・イーストウッドは、まさに、自分の意志と責任で、ある人間に対して行った行為の是非が分からなくなってしまった傍観者の役柄。先日、アカデミー賞を受賞したローラ・ダーンが凛とした南部の女性らしい犯罪心理学者を演じている。
