今思えば、マシュー・ヴォーン監督だからこそのバランス。ポップでバイオレントで救いがない!
ヒーローたろうとする者たちの「病」を明らかにしてみせた点で非常に優れた批評性を持っていつつも、バランスを欠くことなく、エンターテイメントに昇華させてみせた監督の手腕に感服。
主人公のボンクラ感がとても素晴らしい。あと、ロリコンじゃなくても、クロエ・モレッツ演じるヒットガールには惚れるよね。ニコラス・ケイジのビッグ・ダディも良かった。原作より俄然かっこよく描かれてる。レッド・ミストも哀しいやつなんだ。愛すべきキャラしかいない!