エクストリームマン

キック・アスのエクストリームマンのレビュー・感想・評価

キック・アス(2010年製作の映画)
4.7
今思えば、マシュー・ヴォーン監督だからこそのバランス。ポップでバイオレントで救いがない!

ヒーローたろうとする者たちの「病」を明らかにしてみせた点で非常に優れた批評性を持っていつつも、バランスを欠くことなく、エンターテイメントに昇華させてみせた監督の手腕に感服。

主人公のボンクラ感がとても素晴らしい。あと、ロリコンじゃなくても、クロエ・モレッツ演じるヒットガールには惚れるよね。ニコラス・ケイジのビッグ・ダディも良かった。原作より俄然かっこよく描かれてる。レッド・ミストも哀しいやつなんだ。愛すべきキャラしかいない!