アァーーーーーー

第三の男のアァーーーーーーのレビュー・感想・評価

第三の男(1949年製作の映画)
4.9
「淀川長治監修 世界クラシック名画100撰集」を過去何枚か見たんですが、必ず淀川さんの解説が一番最初に入っていて映画の見どころやオイシイ内容をほぼ話してしまうので「おい!ヨドさん!ネタバレがすぎるよーー!」と、毎回うなだれてしまうんですが、今回ばかりは怒りすら覚えましたw
DVD制作側の意向なのか、淀川さんの意向なのかは分かりませんが、コレは流石にヒドイww
昔日曜洋画劇場でも最初と最後に話してたけど、ネタバレが過ぎる時、確かにあったなぁ。。


ヒッチコックから古畑任三郎、黒澤明の映画まで連想させるというか、そのぐらいの影響力なのか。
他にも色んな映画が模範したと思われる箇所が沢山。
しかもこんなに古い映画なのに、とてつもない構成力と脚本力も相まって物凄いことになってます。
ヒッチコックにある「なんか怖い」っていう感覚。
これはイングマールベルイマンまでに通ずる何かがあります。
特に途中登場する子供は何てことなく普通なんですが、ヒジョーーーに怖いです。。
映画の後半、手に汗握りながらも胃が痛くなったって映画は初めて。そんぐらいの何かがある映画です。
常に斜めのカットもそれを助長させてんのかも。
映像にあってないようであってる物凄いクラシックギターの演奏も素晴らしい。

ただ、明らかにフィルムの損傷が激しくて、正式なジャンプカットなのか、計算なのか、も分からない箇所が勿体ないのと、今の技術なら復刻もあり(監督が他界してるから権利が問題か、、、)だと思うんですが、いかがでしょう?
ん?もしかして既にそういうの出てる??

調べてみます。
アァーーーーーー

アァーーーーーー