【第45回アカデミー賞 脚本賞他全3部門ノミネート】
チャーチルの自伝『わが半生』を映画化した作品。監督は『ガンジー』などのリチャード・アッテンボロー。ゴールデングローブ賞では外国映画賞を受賞、アカデミー賞では脚本賞、美術賞、衣装デザイン賞にノミネートされた。
ロバート・ショウにアン・バンクロフト、イアン・ホルムにアンソニー・ホプキンスとびっくりするほどの名優揃いにも関わらず、見終わってから何も思い出せない映画だった。
イギリス首相チャーチルを演じたサイモン・ウォードに魅力を感じず…これはミスキャストだったんじゃないか…?もっと存在感がある俳優さんじゃないといけなかったのでは。
物語も最後首相になるというラストがみえているので意外性はないし、演出もそつなくこなした以外の感想はなく。まぁ『ガンジー』もそうだったけど。
うーん、これは厳しい。題材的にアカデミー賞受けがいいのは分かるが、日本であまり流通していないのは納得してしまった。一つ一つは悪くないのだが、全体を通すと単に凡庸な伝記映画という印象。もったいない。