らんらん

好人物の夫婦のらんらんのレビュー・感想・評価

好人物の夫婦(1956年製作の映画)
4.0
東宝、モノクロ、短編映画
おそらく東宝ダイヤモンドシリーズのひとつ
監督は千葉泰樹、主演は池部良&津島恵子

【内容】
とある夫婦(池部良&津島恵子)と女中さん(青山京子)がメインのお話

夫婦に子供はいませんが結構ラブラブ
池部良が単身旅行に行こうかな、なんて言い出すと
津島恵子は旅先での浮気を心配しちゃいます
そんな津島恵子に池部良は
絶対しないとは言い切れないみたいな返事なので
津島恵子はいやん、しないとおっしゃってぇ
みたいな、イチャイチャを見せつけてくる

ところで奥さんは最近気になってることが一つありました
それは旦那さんが女中と距離が近すぎる、何かと気にしてるみたいだし、みたいな嫉妬半分、浮気の心配半分みたいな、そんな時期
奥さんの故郷大阪のお婆さんの体調が悪いという知らせを受け、奥さんは旦那さんを残してしばらく東京を離れることに

そして看病が長引き2ヶ月
サプライズで帰ってきた奥さんは偶然出会った隣の奥さん(東郷晴子)から驚くべき話を耳にする、、、

【感想】
ストーリーをなるべく短くまとめようとしたけど、うまくまとめられなかったわ、難しい
つまり奥さんの長期留守の間に女中さんが妊娠しちゃって、その相手が旦那さんだと疑われるってお話

この映画の視点としては奥さんだけってわけではないので、見ているほうは旦那さんの潔白はわかっている感じ

うーーん説明するの難しいわ
いや、誰になんのために説明っていうと後々忘れた頃に自分で読み返して思い出すためなんだけど

とりあえず、印象に残ったところ、良かったところなんかを書いちゃってからまとめよう

中盤あたり、津島恵子がいないので池部良と青山京子が家の中に二人っきりの暮らし
そこでお隣さん(有島一郎&東郷晴子)なんかの下世話なお節介のせいもあって、変にお互い意識しちゃってる感じのシーンが印象的
あそこら辺はなんか緊張感あってスリルサスペンス調だった、正直危なかったと思うw

あとは池部良の落ち着きと諭すような語り口が良いです、津島恵子にしても怒り狂ってヒステリーを起こすわけでもなく
この辺りを指してタイトルの「好人物の夫婦」ってことなのかな
ただ男の浮気に対する考えが現代とかなり違うから考えちゃうところ
おそらく当時としてはお互いこんな夫婦だったら素敵よね、浮気疑惑出てもこんな感じだと神対応よね、だったんだとは思う

あー、やっぱり書いててよくわからなくなってくる
一概には言えないか、そういうこともあるよねくらいか

・まとめ
とにかく書いておきたいのは短いながら普通に面白いってのと、津島恵子が綺麗!細い、スタイル良い、和服も洋装も素敵
キリッとしたところとデレっとしたところのギャップもたまらない
あと青山京子みたいな若くてピチピチした女中さんが羨ましい!池部良の白状と同じくあの立場だったら間違いがない自信はないw
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