このレビューはネタバレを含みます
抵抗三部作❷
– – – – – – – – – – – – – – – – – – – –
📍あらすじ
1944年のワルシャワ蜂起はドイツ軍の圧勝でポーランド勢は壊滅状態だった。ザドラ中尉の率いる中隊は退路を失いやむを得ず地下水道へと潜り市街地を目指すのだが…。
– – – – – – – – – – – – – – – – – – – –
隊は離れ離れに。
❶先をいくザドラ中尉率いる部隊(人数多め)
❷負傷したコラブと地下道に詳しいデイジー
❸モンドリ中尉、女性隊員ハリンカ
その他、伝令係の少年や音楽家らが登場。
誰が主人公というわけではなく、地下に追い詰められた人々が群像劇として描かれる。
画面越しに悪臭まで漂ってきそうな閉塞感。
地上にたどり着いたところであるのは光ではなく闇(ドイツ軍)かもしれない。
狂気のみの世界でそれぞれが迎えた末路はあっけないようできちんと人間ドラマがあった。何がなんでも生き残りたいという狡さや、愛もあれば、こんな時だからうっかり出てしまう酷い本音も。
2025年No.70
2025年おうち鑑賞No.69
2月No.19