つかれぐま

ボーン・アルティメイタムのつかれぐまのレビュー・感想・評価

ボーン・アルティメイタム(2007年製作の映画)
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シリーズ3作目。
最初から3作の予定はなく、1作毎に製作が決まっていったそうだが、そうは思えないほどシリーズ統一感がある(そして回収もしっかり)。最初から3作と決まっていても、それが出来ない駄目シリーズもあるというのに・・。

徐々に明らかになるボーンの出自。
その分、ミステリー性が減っていくのだが、敵が強大になるスケール感と、徐々にニューヨークという敵陣へ近づくサスペンス性が補うシフトチェンジが上手く機能している。思えば、海で記憶を失ったボーンが(1作目)、川で恋人を失い(2作目)、最後には川で自分を取り戻す(3作目)という水を巡る円環構造でキレイに完結。カッコいいエンディングだ。