非戦闘軍「王立宇宙軍」属する兵士シロツグが少女リイクニとの出会いをきっかけに宇宙パイロットに志願するという話。
主人公のシロツグを演じる森本レオの声の力の抜け具合が凄くてフニャフニャとした喋り方に最後まで慣れなかった。
訓練シーンや少女との恋愛模様が描かれていき、打ち上げが近づくにつれて隣国との関係が緊張状態になり、夢を載せたロケットが両国の利権争いの道具として利用されるように。
過激派の婆さんに狙われ街中を逃げ回る場面から打ち上げの瞬間までは盛り上がるが、それまでは平坦な印象。
少女とのセクシーな場面もあったりして全体的に大人な雰囲気で進行していくからか。
流石に他国の戦闘機とのドッグファイトは迫力があって、作画もハイレベルな為否が応でも興奮しますが、もう少し緩やかな所をカットして短くしてくれても良かったかなと思いました。
打ち上げが成功し、人類の歴史が紐解かれていく瞬間は美しかったが、少女との約束はどうなったのか？と気になる部分もあって締め方としてはいかがなものかと思った。
とはいえ、全体的に高クオリティで1997年としてはかなりレベルの高い作品である事は間違い無いと思います。
