ザリくん

ファイト・クラブのザリくんのネタバレレビュー・内容・結末

ファイト・クラブ(1999年製作の映画)
4.5

このレビューはネタバレを含みます

⚠️ネタバレを表示

ルールその1.
ファイトクラブについてネタバレしてはならない

ルールその2.
ファイトクラブについてネタバレしてはならない

ルールその3.
出来るだけ若いうちに見た方が良い
不眠症に苛まれていると尚良し
(僕は幸運にも条件を満たし初見を達成した。)

バキバキにカッコ良いブラピが、惰性と物質主義で生きる若者へのお説教を拳でぶつけてくる、「男」のサブリミナル映画。後期思春期に効くクスリ。

最近またダラダラと物質を買い込むオタクくんになり始めたので再視聴。

爆発オチ映画の中で一番面白いんじゃないか? 二番目は多分アルマゲドン。

原作小説も読んだけど、これ映画見てないと読もうと思わないだろうな。よく無名の小説見つけてきて映像化したなDフィンチャーは・・・

暴力によって愉快犯社会レジスタンス紛いのことをして、結局立派なテロリスト集団になったのにやること全部面白くて笑って見れてしまうのずるいな。仲間が多すぎるのとかファンタジーじゃん。
他にも大袈裟な出来事(医者が不眠くらい平気と言い放つ、解離性人格障害の大規模暴走、ステロイドで爆乳化)など無茶苦茶に起きてるが、お話が面白いので全然気にならない。
普通に無修正クソデカ男性器が映るのに映倫が何も言わないのも凄い。
タバコや持ち物、あるいは歯もポイ捨てしまくる登場人物達を見ていると段々低モラルの模範から世俗へのアンチテーゼ振る舞いのように見えてきてスカッとしてくる。でもカタルシスを味わったら現実でSDGsはちゃんとしないとみんなはダメよ。

ラストの解釈は良い考察がたくさんあるのでそちらも読めば良いと思うが、パンツ姿だったのはマーラとシルエット同じにして(等身大の人間2人で)革命を見守るというシーンにしたかったのかな〜と思う、画作り。

男至高の「自己破壊」で身体中を殴るのも楽しいが、タイラーの言う「自慰行為」のようにワークアウトもしないと良い男になれなさそう。筋トレ頑張るぞ〜
ザリくん

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