このレビューはネタバレを含みます
有害な男らしさしか感じられずあまり好きになれなかった。結局その男らしさによってテロ組織のようになってしまったし。
タイラーは主人公が望んでいた男らしさの具現化だけど、それって本当に男が求めてるものなのか?「本物の男とはこうあるべきだ」という信条が自分たちの首を絞め、精神を蝕み、生きづらくさせているのではないか?タイラーを男らしさの象徴とし崇拝するのは危険だとも感じてしまう。
助けを求めたりサポートを受けることは弱く男らしくないとするのでなく、バービーのケンのように情けなく泣き虫な男でもいいんだとなってほしい。(バービーではマスキュリズムについても触れてたんだなと今更)