これ公開後観に行こうとして
長蛇の列をみて断念した作品。海外でフカッチャンが主演女優賞を取ったのでも有名ですね。
日本人の善良と悪意が交差している映画です。涙が出やすい(^_^*)映画だと思います。
日本のどこにでもいる・・・語弊はないと思います。
どこにでもいる青年とどこにでもいる女の子の物語です。
「そんな青年そうはいないんじゃないのぉお」と言われるかもしれません。が、優しさが上手く表現できなくて、寡黙で仕事は真面目にして、でもお金に余裕がある訳ではなく、かといってお金を注ぎ込むほど好きな事もない。
好きな人も自分を好きになってくれる人もいない。
そんなの縁遠いリア充な人だってそうゆう時期はあったりする。
コンプレックスといってもいい。
なにか心に傷やら澱やら・・・・
それぞれが自分でも表現も自覚もない様な感情を持ってたりする。
多かれ少なかれそうゆう面、そんな感情に響く様な映画。
涙が出る場面はきっと
観る人それぞれの場所で、
感情を揺らすそんな場面が
ちりばめられている映画な
気がしました。
善良な人が傷つくのは切ない。
そして、どんな人の中にも芽生える「悪人」の部分。
人を好きになる感情ってやっぱりタイミングなんだなあ。
この映画をみながら・・・・やはり人生ってタイミングが重要なんなあと改めて思う。
そこでその人に
逢ってなかったら・・・
そこでその一言を
言わなければ・・・
そのメールを打たなければ・・・
妻夫木くんも頑張ってたと思う。
何やっても同じ青年になり
易い俳優さんに見てたけど
これ以降は評価が変わったし。
彼も努力したみたいで
本当に何日かあの仕事をして寝て食べて…をしたみたいで
自分でも顔つきが変わったのを自覚したと言っていた。
顔はいいけどそれ以外はパッとしない青年。本当にいそうな青年になっているんで(^_^*)物語にも入り易い。
柄本さんや樹希さんのお芝居にはやっぱグッとくる。
本当に好きな人に逢える事は幸せな人だ。
たとえ状況が幸せじゃなくても…なあんて事を思いながら。
なかなか日本人的な良い映画だと
思います。