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誰も知らないのramooのレビュー・感想・評価

誰も知らない(2004年製作の映画)
4.0
私は教育ってすごく大事だと思うので、4人でいられなくなるから、と警察や行政に相談しないところがもどかしい。でも理屈じゃない、家族といたいという
大人がいなくて誰も大人な判断ができない
なぜ彼らを少しでも知る大人が何もしないのだろう


子供ではどうしようもない不自由さ
お母さんが世間的には考えられない身勝手さだけれど、悪意がない無邪気さで、それはいいことではないけれど、悪意があるとより悲しかったと思う
あと、音楽に助けられた

明くんの学校に行きたい、友達と遊びたい、でもお兄ちゃんでみんなのことを考えなければいけない、揺らぐ少年期の心情が丁寧に描写されていた
友達とゲームしたり野球したり、本来の少年らしさを取り戻したときはホッとした

最近twitterで流れてきたブログで読んだ「低学歴と高学歴の世界の溝」を思い出した
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