複雑に絡み合う時系列、視点。
徐々に一点へと集中していき、終盤に一連の繋がりが解る仕掛けになっている。
こういうの流行ったんかな、パルプ・フィクションとかメメントみたいに。
まあ私はこういうのが好きなのでまんまと面白かったです。
すべての人間が罪を抱え生きている。
すべて神の思し召しなのか。
主人公は主に3人。
一人は、犯罪者であったがキリスト教の教えにより改心し、今では敬虔な信者。
一人は、夫と娘二人の家族と幸せに暮らす女。
一人は、自分を愛し面倒を見てくれる彼女と移植できる心臓を待ち続ける寿命僅かの男。
全員の入り組んだ時間軸が入り乱れて編集されており、中々複雑な映画となっているが、解ってしまえばそこまで難しくはない。
最初はまじでわからなかったけど。
ベニチオ・デル・トロ演じるジャックが一番良かった。
基本的に全員クズで結構嫌な映画。
ただ全員に葛藤が描かれおり、かなり巧みな映画だと思うが、所々行動に理解ができないシーンもあった。ほんの少し。
でもショーン・ペンのポールが一番クズでしょ。
めっちゃいい映画だけど、後半長く感じたのと登場人物に納得行かないところちょいちょいあったのが残念。
