Yukiko

21グラムのYukikoのレビュー・感想・評価

21グラム(2003年製作の映画)
3.8
2017年9月13日
『21グラム』  2003年制作
監督、アレハンドロ・ゴンザレス・イニャリトゥ。
他に『レヴェナント』『ビューティフル』『バードマン』等の
監督作品がある。

ポール(ショーン・ペン)、余命1か月の心臓病患者、教師。
ジャック(べニチオ・デル・トロ)、宗教に熱心、妻と2人の
子供。前科あり。
クリスティーナ(ナオミ・ワッツ)、夫と娘2人と暮らす。

3人の人間のそれぞれの人生と取り巻く人達が語られ、
そしてその後、その3人が事故をきっかけに出会う。
3人に関わるそれらの話が前後し、相入り乱れて描かれる
ので、最初から途中まで分かりづらかった。
後半になってくると時間軸がずれても話の検討が付く。

タイトルの「21グラム」とは、20世紀初期のアメリカの
医師ダンカン・マクドゥーガルが行った、魂の重量を
計測しようとした実験に由来するとのこと。
人が死ぬと21gだけ体重が軽くなるって。
21gはハチドリの重さに匹敵するって。

この映画を、電車の中で、病院の待合室でと観ていたのだが、
思わず観賞を中断しなければならない場面が何度も!!
公共の場所で観る映画は、それなりの物を。

画面が荒いのが気になったけれど、タブレットで観ていたから?
撮影の仕方が定点でなく、巡るような目まぐるしいような
動きのある撮影の仕方だった為に、飽きさせず
緊張感がずっと漂っていた。
俳優陣の演技が凄い!凄すぎる!!

しかし、救われない話。
ドナーについて調べずに知らないままの方が良かったのでは。
予後が大事。術後は安静にしていた方が。
せっかくのドナーの方の死を無駄にして・・・
Yukiko

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