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イースタン・プロミスのkojikojiのレビュー・感想・評価

イースタン・プロミス(2007年製作の映画)
3.8
正直、この映画、さすがデヴィッド・クローネンバーグ監督と思いました。
ストーリーは結構よくあるパターンなんですが、そんな映画とは、一味も二味も違う映画を見せてくれます。

主演のヴィゴ・モーテンセンがクールで渋く、彼の魅力爆発です。

クリスマス目前のある夜のこと、助産師アンナ(ナオミ・ワッツ)の元に身元不明の少女が運び込まれる。彼女は子どもを身ごもっており、女の子を産んだ後、息を引き取ってしまいます。
アンナは、彼女のバッグから日記を取り出しますが、その日記はロシア語で書かれていました。ロシア語が解らないアンナは、日記と一緒にあったカードを頼りにレストランを訪ねます。
その店の前で、アンナはひとりの謎めいた男ニコライ(ヴィゴ・モーテンセン)に出会います。彼は悪名高きロシアン・マフィア<法の泥棒>の運転手でした。
しかし実は彼には裏の任務があったのです。

この映画の見せ場はなんといってもヴィゴ・モーテンセンの全裸の格闘シーンでしょう。このシーンには度肝を抜かれました。全裸の格闘は初めて観ました。フリ〇〇アクションです。全裸と言っても彼の身体は鍛え抜かれてますから、すごく綺麗で、いやらしさが全くありません。全身ばねです。
もう一つ気に入ったのが、ピストルを全く使わないことです。ナイフ、しかも変な型のナイフが武器です。
全裸の格闘シーンも相手はナイフです。しかも二人。さすがのヴィゴもあちこち切られて、痛ーい!という感じで迫力満点です。

相手役は最高の美女ナオミ・ワッツですから文句なしです。

「ヒストリー・オブ・バイオレンス」も観ないといけませんね。
 
No.1505 2023-537
2007年 イギリス🇬🇧/カナダ🇨🇦/アメリカ🇺🇸映画
監督: デヴィッド・クローネンバーグ
映画脚本: スティーヴン・ナイト
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