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ゼロ地帯のkurageのネタバレレビュー・内容・結末

ゼロ地帯(1960年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

ホロコースト時代、収容所に連行されるがたくましくサバイバルするユダヤ人少女エディットが主人公。
収容所下では記号で呼ばれ、人間としての尊厳はない。
動物以下になるのか、どうか。エディットをはじめ、個性豊かな人たちが厳しい収容所生活の中で描かれている。
被収容者の中でナチスの協力者「KAPO」となり、たくましく生きる中でのラブロマンス。
劇中で何度も選択を迫られるエディット。
これだけヒロインが忙しい映画は、目が離せない。
最後は、人間としての心を試される。

映像がかっこいい。タル・ヴェーラや岡本喜八がリンクする。
絵力のある力強い作品だった。
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