nanochi

クィーンのnanochiのレビュー・感想・評価

クィーン(2006年製作の映画)
3.6
まず、エリザベス女王もチャールズも似ていて、そこの再現度の高さって欧米の映画いちいちすごいよなーと、どうでもいいことを思った。

全編を通して女王の葛藤がとても丁寧に描かれていた、バッキンガム宮殿の門の前に現れてメディアと国民に振り返って見せた精一杯の笑顔とか、女の子にfor you といって貰った花束とか、彼女の心の変遷が見えて泣けた。
女王と呼ばれる人はやはり偉大で、思考の階層が一段上にあって、上手、だけれどそんな戦略的な言葉だけで表せる行動でもなく、また映画で描き切れるものでもないのだろうなと。
ブレア首相の真摯な姿もよかった。説明しきれない英国の歴史が詰まっていて益々イギリスが好きになる映画。

広報担当ってネゴの力も重要なのね。。ワードの使い方、世論のコントロール、信頼の回復、わたしは危機管理ができるだろうか。
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