【ワクワク感】
※スティーヴン・スピルバーグIMAX映画祭リバイバル
初めて観たときのワクワク感に加えて、雨の中、子供たちがTレックスと遭遇する場面は決して忘れないと思う。
車の中から懐中電灯を消すことが出来なくなって、Tレックスの目を照らしてしまうのだ。
ドキドキだ。
原作のある作品だが、映像の革新があればこその大迫力の映画作品なのだと思う。
琥珀に閉じ込められた虫の遺骸、クローンやゲノム技術の進化などを上手く組み合わせた物語だということに加え、改めてハッとさせられたのが、恐竜は鳥に進化したのだと強調しているところだ。
この後も恐竜研究は進んで、先般のNHK・ダーウィンが来た!でアジア大陸からベーリング陸橋(当時は繋がっていた)を通じて北米大陸にも進出した大きなかぎ爪を持つ「テリジノサウルス」についての最新研究を特集していたが、かなり羽毛表現も取り入れて、脚などまさに鳥のようだったし、獣脚類の肉食恐竜が雑食を経て植物食に変わった可能性が高いとの研究結果も紹介されて、この分野は本当にワクワクする。
羽毛恐竜の表現も少し前に特集されたデイノケイルスはかわいい感じだったし、恐竜研究者は大変だろうけれども、楽しいんじゃないかなんて想像もする。
ところで、映画のラストで暴れる恐竜をパクってするのは、以降のシリーズにも受け継がれて楽しく観れる。
NHK恐竜の特集番組には常連の恐竜研究の第一人者・小林快次さんは、世界的にも有名な方で、愛称はダイナソー小林で、ホークアイを持っているとか言われているらしい。
映画の恐竜ランド「ジュラシックパーク」は、自然を意のままにしようとする人間の欲望を皮肉ったものだと思うが、もしあったら行ってみたいと思わせる作品だ。