ぽんぽこ

お早ようのぽんぽこのレビュー・感想・評価

お早よう(1959年製作の映画)
3.7
東京近郊の新興住宅地のお話しです。
私は幼稚園に上がるまで団地に住んでいました。
それから、近くの新興住宅地に引っ越して幼稚園も小学校も遠くて、小学校は小1の足で40分かけて通っていました。
2年生でやっと新しい小学校が建ち、中学校の辺りは更に新しい住宅地を建てる為に常に工事していました。時折り山から雉の鳴き声が聴こえてきました。



最近、小津映画をBSで放映されたのを観ているのですが、ドロっとしたのが続いたので今回は暗い気持ちにならずに楽しめました。
幼馴染と一緒に学校に通い、習い事や自分達だけの間で流行っているマイブーム。
給食費騒動、筆談って手があるよ。
それを言っちゃあ話しにならないか。
誤解によるちょっとした行き違い。
小津安二郎がお気に入りなのか、珍々軒。
おひつ、オシャレなグリーンのホーローのヤカン。
火鉢には、南部鉄瓶にお湯が沸いている。
それらを観ているだけでも楽しかったです。
杉村春子は安定の庶民的な役柄でした。
不便ではあったけれど、どことなくのんびりしていて、古き良き時代でありました。
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